犬の皮膚・被毛ケアガイド
— 夏のベタつき・かゆみ・抜け毛対策
夏は皮膚トラブルが増える季節。汗・湿気・紫外線が重なるこの時期だからこそ、皮膚と被毛のケアを見直してみましょう。
この時期に多い皮膚・被毛の悩み
夏特有の環境が皮膚にどんな影響を与えるか、まず知っておきましょう。原因を知ることで、ケアのポイントが見えてきます。
蒸れによる皮膚炎
高温多湿で皮膚が蒸れると細菌・真菌が繁殖しやすくなる。脇・股・耳の付け根など折りたたまれた部分は特に注意。
抜け毛の増加
夏は換毛期と重なることが多く、抜け毛が大量に発生。放置すると毛玉になり通気性が悪化、皮膚トラブルの原因に。
紫外線ダメージ
被毛が薄い部分や色素の薄い犬は日焼けしやすい。鼻先・耳の先端・お腹は特にダメージを受けやすい箇所。
こんな症状は放置しないで
「少し赤い」「ちょっとかいてる」くらいなら様子を見がちですが、夏の皮膚トラブルは悪化が早い傾向があります。以下のサインが見られたら早めに動物病院へ。
- 同じ場所を繰り返しかく・なめ続ける・こすりつける
- 皮膚が赤い・ただれている・かさぶたがある
- フケが急に増えた・被毛がパサパサになった
- 独特のにおい(酸っぱい・甘いにおい)がする
- 円形に毛が抜けている箇所がある
夏の皮膚・被毛ケア5つの習慣
特別な道具がなくても、毎日の習慣で皮膚トラブルのリスクを大幅に下げることができます。
- ブラッシングは週2〜3回以上——抜け毛を取り除き通気性を確保する
- シャンプーは月1〜2回を目安に、犬用シャンプーで優しく洗う
- シャンプー後はしっかり乾かす——生乾きが最も皮膚炎を招きやすい
- 散歩後は足裏・お腹・股を拭いて汚れや湿気を取り除く
- 皮膚の状態を日常的に観察——触れることで早期発見につながる
長毛種は夏に向けてカットすることで、蒸れや毛玉を防ぐ効果があります。ただし短く切りすぎると紫外線から皮膚を守る被毛の役割が失われることも。愛犬の犬種や被毛の種類に合ったカットスタイルを、トリマーに相談しながら決めるのがおすすめです。
皮膚ケアは「気づき」から始まる
皮膚トラブルは早期発見・早期対処が何より大切です。ブラッシングやシャンプーのついでに皮膚の状態を観察する習慣をつけておくと、異変にすぐ気づけるようになります。
毎日のケアで愛犬の皮膚と被毛を健やかに保ち、この夏も快適に過ごさせてあげましょう。

