今年の春頃に動物愛護法の改正がある。
今回の注目は、生体販売(ワンちゃんとネコちゃん)について。
今現在、日本では生後何日までは販売を禁止すると言った規制がない。
ペットショップ側は、生後35~50日が売れ筋だから、より小さい犬や猫を求める客のニーズに応えなければ経営が成り立たないと主張する。
動物愛護団体や獣医師は、親から引き離す日齢が早過ぎると社会化期が足りないため、攻撃性や恐怖心、警戒心が強いなど性格形成に問題があり、体力的、免疫的に未熟で病気になりやすいので、生後8週以降の販売が望ましいと主張する。
規制がかかるかどうか注目です。
ちなみに
イギリスやドイツでは、生体を展示販売する事は虐待とされ、生体を扱うペットショップはない。
アメリカでは、州によっては生体の展示販売を禁止している。
欧州は、生後8週未満の販売は禁止されている。
日本では去年やっと、深夜(20:00~8:00)の生体販売が禁止(施行は2012年6月)になったものの、ドイツなどは保護施設からの譲渡が当たり前の社会だから、ショップで動物販売など有り得ないという考えの欧州とはすごいギャップです。
私は欧米至上主義者ではありませんが、やはり日本はまだまだなんだと思います…。
さまざまな問題がありますが、個人的には特に『パピーミル(子犬製造工場)』と呼ばれる悪質ブリーダーの撲滅を願います。